2008年7月28日月曜日

Garden Walk


 週末に Garden Walk Buffalo という催しがありました。地域住民が家(外観)と庭を一般公開するもので、人々は地図とカメラを片手に参加家庭を回ります。外壁の色・ドアのデザインなどで個性を表す建物と、色とりどりの花・珍しい木・陶器銅器の置物などで飾られた庭の数々。二軒と同じ家はありません。昨日(日曜日)は天気も良かったので、私たちも1時間あまり市内の散策を楽しみました。
 夜に日本の母より電話があり、碧南はこの夏も猛暑だということを聞きました。庭と畑のある実家では、雨の少ない年は朝晩の水やりが大変だということを知っています。今年のバッファローの夏は日本の梅雨時のように雨が多く、街中の並木や芝生が青々としています。日焼けの心配は少なくて済むのですが、ギラギラ元気な太陽を恋しく思ったりするのは、ある意味贅沢といえるでしょうか。

<今日の天気>
晴れのち曇り、午後より雷雨のおそれ
予想最高気温80F(27℃) 最低気温62F(17℃)

2008年7月22日火曜日

タトゥー


 私の日本語教室で一番積極的な生徒、モーリーン。「あいうえお」の発音練習をするときも、フラッシュカードで単語を覚えるときも、誰より大きな声を出します。職業は美容師で、髪を赤く染め、腕や脚にタトゥー(入れ墨)があります。その彼女が最近こんなことを言っています。
「息子と二人で日本に旅行するために、貯金を始めることにしたの!」
「日本に行ったら、温泉に入りたいワ!」
 授業中に上る話題をもとに、日本文化を紹介するようにしています。モーリーンが温泉のことに触れたとき、一瞬迷ったのですが、入れ墨について話すことにしました。
「日本人の入れ墨は、アメリカ人のタトゥーとは少し意味が違うんですよ。消すことのできないところから、大きな覚悟の象徴となっているようです。最近の若者の間では、ファッションやアートとしても受け入れられつつあるようですが、根強い印象は入れ墨=ヤクザ。公共の温泉やプールでは、『入れ墨お断り』と表示してあるところもあるので、少し意識して行ったほうがいいかもしれませんよ。」
「えー!!」
 私の説明に少し気持ちをくじかれたように見えたのに、翌週また元気よく授業にやって来た彼女でした。ぜひ、日本への旅行を実現してもらいたいものです。

2008年7月14日月曜日

WALL・E


 昨日はエリックの試験明けの日曜日。全米で今一番人気の映画『WALLE(ウォリー)』を観にいきました。義父母や同僚からも、とても良かったと聞いていたのです。この映画は期待を裏切りませんでした。
 舞台は未来の地球。1匹のゴキブリを友に、ひとり働き続けるロボットのウォリー。ある日、単調な毎日を劇的に変えてしまう出会いがあります。それから…とストーリーを書いてしまいそうですが、まだ映画を観ていない人の楽しみを損ねるようなことは止めておきますね。YouTubeでもビデオクリップがたくさん出ているので、興味のある人は見てみてください。
 日本でも12月に公開予定のようなので、ぜひ皆さんにもおすすめしたい1本です。

2008年7月9日水曜日

元気なパセリ


 春の暖かいときに花壇に植えたパセリとバジル。その後、寒い日があったり雨やヒョウに合ったりして、葉のやわらかいバジルは茶色く縮んで枯れてしまいました。一方、パセリは元気です。青々と育ち、小さな鉢植えで買った頃よりも10倍くらいに増えました。

レシピ:トマトパイ
材料(4~8人分):市販の冷凍パイシェル(直径22cm程度)1枚、トマト(大)2個、モッツァレラチーズ(刻んだもの)240CC、パセリ(みじん切り)大さじ1、にんにく2片、タイム大さじ1、オリーブオイル大さじ2、マスタード(マイルド)適宜、塩・こしょう少々 *タイム(ハーブの一種)は手に入らなければ無くてもかまいません。
作り方:オーブンを200℃に余熱しておきます。トマトは7mm程度にスライスし、塩をふりかけて少し置き、ペーパータオルで水分を拭き取ります。室温に戻したパイシェルの底と側面にマスタードを塗り、チーズを入れます。その上にトマトのスライスをチーズが隠れるように重ねて並べ、オーブンで40分。みじん切りにしたパセリ・にんにく・タイムにオリーブオイルを混ぜ、塩・こしょうで味付けをします。焼きあがったパイの表面にパセリの混ぜものを塗り、できあがり。熱いままでも、冷やしても美味しくいただけます。

 このトマトパイはパスタサラダ(マヨネーズ味)とよく合い、先月のミーティングの昼食でも大好評でした。うちの元気なパセリは、お皿の上の飾り付けだけでなく、色々な料理に活躍してもらえそうです。

2008年7月3日木曜日

夏の計画


 前にも書きましたが、来月3度目の結婚記念日を迎えます。去年も一昨年も、いつもより少し贅沢な食事をしたくらいで特にイベントはなかったので、今年は二人で旅行しようと私から提案しました。
 行き先はカナダのプリンス・エドワード島。小説『赤毛のアン』シリーズを世界に送り出した、カナダ東海岸に浮かぶ小さな島です。バッファローから車でトロント入りし、ここから飛行機を乗り継いで行く予定。現地でどんなことをしようかと情報収集していたら、今年は小説の初出版からちょうど100周年だということを知りました。アンゆかりの土地を訪ね歩いたり、ミュージカルを観たり、特産品のロブスターを食べたり…。想像の中で、旅はすでに始まっています。
 映画も音楽も好みの一致しない私たちが共通して楽しめることは、旅行と食事。道中のハプニングも含めて、たくさん思い出を作ってきたいと思います。

写真:私の『赤毛のアン』コレクション。人形は勤め先の博物館のギフトショップで見つけました。