2008年10月30日木曜日

Halloween


 仮装パーティなどを開いてHalloween(ハロウィン)を楽しむ習慣は、日本でも広まりつつあるのでしょうか。少し調べてみたら、もとはカトリックの行事だったということが分かりました。聖晩節の前夜(10月31日)には精霊や魔女が出てくると信じられていたため、仮面を着けたり魔よけのかがり火を炊いたりしたのが始まりだったということです。
 過去3年のハロウィンは大きなアパートに住んでいたので、大勢の子どもがお菓子をねだって我が家の玄関先にもやって来ました。「Trick or treat! (お菓子をくれなきゃイタズラするぞ!)」と言いながら、魔女やお化けやアニメのキャラクターに扮したちびっ子たちが手を伸ばします。大きな兄弟と一緒に来るか、少し離れたところで親が見守るなど、安全対策もできているようでした。
 私たちは今年初めてそれぞれの友人と過ごします。留守でなくても電気を消しておくことが、「我が家は参加しません」という合図。テーマカラーの黒とオレンジ色で飾りつけしたカップケーキをお土産に持っていきます。

2008年10月24日金曜日

冬支度


 今週はぐっと冷え込み、小雨に混ざってみぞれが降りました。これも初雪に数えられるのでしょうか。10月の雪といえば2年前の大雪。バッファロー市内及び近郊で多くの木々が倒れ、停電や断水の不便があったことは未だ記憶に新しいところです。
 3月に引越してから博物館までの通勤が遠くなり、バスを利用していますが、夏の暑さが落ち着いた頃から片道だけでも歩くようになりました。早足で30分あまり。健康促進とバス代の節約で一石二鳥です。雪が積もるようになったら難しくなりますが、日々移り変わる季節を肌で感じられる徒歩通勤は結構楽しいものです。
 家ではクローゼットの半袖を片付け、セーターや手袋を取り出しました。食事も身体の温まるスープやオーブン料理に変わっていきます。冬支度も毎年繰り返されて、少しずつ板についてきたような気がします。

写真:2年前の大雪で倒れた木を利用した彫刻。市内のあちこちで見かけます。

2008年10月19日日曜日

披露宴


 土曜の夜、同僚の披露宴にエリックと二人で出席しました。午後に挙げられた教会での結婚式にも参列したかったのですが、それぞれ仕事があったため、こちらは残念ながら欠席。カジュアルな集いはたびたびあっても、正装でのパーティには何度も招かれる機会がありません。エリックは久しぶりにスーツとネクタイ、私も今回新調したワンピースで出かけました。

アメリカの結婚式
アメリカでの典型的な結婚式は、宗派の教会で家族や友達に見守られて執り行われます。誓いの言葉と指輪を交わし、婚姻届に署名します。神父さんより「本日めでたく結ばれました――夫妻です!」と宣言してもらって完了。披露宴は、貸パーティ会場・レストラン等で行われます。
ウェディングケーキ:初の共同作業となるケーキ入刃は日本と同じ。一番上の段は冷凍保存して、1年後の結婚記念日に夫婦で食べます。残りは切り分けて、披露宴出席者に振舞われます。
ファースト・ダンス:新郎新婦のダンス、新婦と父親のダンス、新郎と母親のダンスを披露するのが伝統です。
お祝い:小切手や現金でお祝儀を出す人も多いのですが、金額は人それぞれ。他には、本人たちが希望する物を贈る方法が一般的です。

2008年10月14日火曜日

菜食主義


 日本では菜食主義者(ベジタリアン)に会ったことはなかったのですが、アメリカに来てから何人かそういう人と知り合いました。義弟マークもその一人です。事務所の月例ミーティングの昼食も、メンバーに菜食主義者がいるため、肉を使わない料理を作るようにしています。

レシピ:キッシュ
材料(4人分):市販の冷凍パイシェル(22cm)1枚、ほうれん草1束、たまねぎ1/2個、刻んだモッツァレラチーズ200CC、卵2~3個、牛乳120CC、生クリーム120CC、バター・塩・こしょう・ナツメグ適宜
作り方:オーブンを180℃に余熱し、パイシェルを室温に戻しておきます。ほうれん草はよく洗い粗く切ります。みじん切りにしたたまねぎとほうれん草をバターで軽く炒め、塩・こしょうで味付けして水分を切り、これをチーズと合わせてパイシェルに入れます。ボールで卵・牛乳・生クリームをかき混ぜ、塩・こしょう・ナツメグで味付けします。卵液をパイシェルに注ぎ、オーブンで50分または軽く焦げ目がつくまで焼き、出来上がり。温かくても室温でも美味しくいただけます。

 菜食主義をさらに徹底する Vegan (ヴィガン)という人たちもいて、彼らは卵や乳製品も食べず、靴やバッグも革製品は使わないそうです。本当に色んな人がいるものですね。

2008年10月9日木曜日

弟を訪ねて 2


 カリフォルニアといえば、国内旅行者の第一目的はワイン。私たちも晴天に恵まれた日曜日には、お弁当を持ってワイナリー巡りをしました。ワインの名所、Napa Valley(ナパ・バレー) Sonoma Valley(ソノマ・バレー)に向かう途中から、辺りの景色は見るからに乾燥しています。この気候とやせた土地では、ぶどうの樹は大きく育つことができません。その結果、小さな樹の小さな実には味と香りが凝縮されて、芳醇なワインが生まれるのだそうです。
 ワインの他には、街で一番人気のクレープやお寿司屋さんではカリフォルニア巻き、オーガニックカフェの具だくさんサラダなど、全てを美味しくありがたくいただきました。一緒に食べて笑って義弟との絆も深まり、満足のいく旅行となりました。

2008年10月7日火曜日

弟を訪ねて 1


 バッファローでは秋も深まり、朝晩は冷えるようになりました。ところどころで紅葉も見かけます。そんな中、金曜から3泊4日でカリフォルニアに行ってきました。乗り換えを含め飛行機で約8時間、時差が3時間。慌しく疲れてしまう旅行になる心配もあったのですが、義弟マークの全面的な協力で、充実しながらもリラックスしたひとときを過ごすことができました。
 マークの暮らす街はデイビス市。彼の通う UC Davis(University of California, Davis / カリフォルニア大学デイビス校)が街の中心を占めています。緑に囲まれた広いキャンパスを3人で歩いたり、マークの友だちも一緒にゲームやバーベキューをしたり、私たちも束の間の学生気分を楽しみました。