2008年12月26日金曜日

帰国します


 エリックの日本での就職が決まりました。来年度から神戸の大学で英語を教えることになりました。というわけで、2月下旬には二人で帰国します。

 振り返れば4年前。二人で将来の計画を立てているときに、エリックが日本で安定した職業に就くのならアメリカの大学に戻って教員の資格を取る必要があると話し合い、このバッファローでの生活が始まったのでした。結婚の約束もどちらかというとロマンチックなものではなく、長期計画に基づいたひとつのステップでした。そして、アメリカで学生に戻ったエリックを経済的・精神的に支えるのが私の役目。数々の手続き、肉体労働による疲れ、ホームシック…。当初2年の計画が4年に延長し、先行きの不透明な時期が続き、夫婦としてのバランスに疑問を感じることさえありまた。決して楽しいだけの新婚生活ではなかったのです。この就職で、私たちの生活はまた大きく変わることでしょう。
 まずはエリックが仕事を始められるよう二人で帰国し、私は後片付け等のため再びバッファローに戻ります。何度か経験してきた引越しも、今回は国をまたぐことになり、ますます入念に準備しなくてはなりません。そして、ここで出会った人たちとの残り少ない時間を大切に過ごしていきたいと思います。