2009年5月23日土曜日

裁判員


 いよいよ日本でも裁判員制度が始まるという記事を読みました。アメリカでほぼ同様のJury system(陪審制)は歴史が長く、普段の生活でも時々話題に上ります。職場で「○○さんが陪審員に選ばれたから、来週からしばらく出勤できないそうです」…等。
 私も一度呼出状を受け取りましたが、アメリカ市民権がないために実現することはありませんでした。おそらく、運転免許か納税の記録をもとに選ばれるのだろうということです。Jury duty(陪審義務)は市民の義務であるため、正当な理由がなくては断ることはできず、職場もこれを認めなければなりません。そして、実際に陪審員として務めを果たせば、小額の日当と交通費が支給されるそうです。
 人を裁く-過ちを犯した人の罪の重さを決める-とは、一体どんな体験なのでしょうか。感情に流されず、様々な視点から正しい判断を下す必要があります。日ごろから新聞や本を読み、できるだけ多くの人と意見を交わし、視野を広めておくことが大切です。