2008年9月24日水曜日

建築家ライト


 1世紀前に活躍していたアメリカ近代建築の巨匠、Frank Lloyd Wright (フランク・ロイド・ライト)。私もインテリアの勉強をしていた頃、特によく耳にする名前でした。日本で帝国ホテルを設計したことは一般にもよく知られているはずです。(愛知県の博物館明治村には、ライト設計の帝国ホテル玄関部分が移築保存されています。)
 先週の金曜の夜、『フランク・ロイド・ライトと日本』というタイトルで、ある大学の教授が公開講義を開かれたので、エリックと二人で聴きに行きました。なるほど、設計図や内装外装のスライドを見ると、彼のスタイルが日本建築の影響を受けていることが分かります。なぜ日本と縁があったのかは、個人的な交流がもとだったということでした。
 バッファロー市内及び近郊にはライトの設計した6邸宅とボートハウスがあり、内2邸は一般公開しています。近くにあると安心してしまい、かえって訪れる機会を逃しやすいものですが、バッファローで暮らす間に見ておきたいと改めて思いました。

写真:1905年設計、2007年竣工のボートハウス。