2008年9月29日月曜日

若い力


 週末に、紹介で知った国際ボランティアの若者たちが我が家にやってきました。アメリカ国内各地で街頭募金をするために、滞在先を探しているということでした。募金は、HIV感染予防教育の普及を行う南アフリカまでの旅費や医療保険に使われるそうです。事前に連絡を取り合った隊員の一人、日本人の20代の若者がとても礼儀正しく真剣だったので、少々渋るエリックを説得し、食事と宿泊を提供させてもらうことになりました。
 この紹介を受けたとき、自分のイギリスでのボランティア経験をすぐに思い出しました。私の所属していた団体はシステム化されており、内容も身体障害者・高齢者等の直接的な介助を行うものだったので、活動の種類が異なります。ただ、言葉も片言、知り合いもない外国での生活は、私を信じて応援してくれた人々の助けがあってこそ実現できたと思うのです。昔の恩返しをするチャンスだと思いました。
 今回は、若者たちの旺盛な食欲と屈託のない笑顔で、私たちの方が逆にエネルギーを分けてもらった感じがします。次の目的地に向かう彼らを見送りながら、子供を送り出す母親の気分を少し味わいました。