2008年11月28日金曜日

電車の日


 私の勤める博物館では、今日は Train Day(電車の日)です。地下の一室「電車の部屋」には小さく精巧に再現された町があり、この中を模型電車が走ります。普段から展示自体はありますが、冬の間に期間限定で、ボランティアの人たちが電車を走らせてくれるのです。楽しみにやって来るのは子どもばかりではありません。大きな学生やお年寄りも、顔を輝かせて「電車の部屋」に向かいます。そして、受付が会計を兼ねるギフトショップでは、この頃からプレゼント用の本や雑貨がよく売れるようになります。
 サンクスギビング明けの今朝、我が家でもクリスマス・ツリーを出しました。その下には、包んだ贈り物を積んでいきます。それから、カードを書いてクッキーを焼いて…と、クリスマスに向けてだんだん忙しくなります。

2008年11月22日土曜日

感謝の心


 名古屋の友達から、数週間前にクリスマス・ツリーを出したと聞きました。ハロウィンやサンクスギビングの行事がないとすると、少し早目にクリスマスの準備をしたくなるのかもしれません。バッファローでは、例年通り今月から雪も降り始め、冬の訪れを感じています。日は短くなり、通りも静かになりました。その分、多くの人は暖かい部屋で過ごしているのでしょう。
 そして、忘れてはいけないのが、恵まれない人々のこと。この寒さで衣食住が整っていなければ、どうして生きていけるでしょうか。テレビでは、サイズの合わなくなった子ども用のコートを集めて無料で譲る慈善活動を紹介していました。私たちも大したことはできませんが、不要になった衣類や道具の中からまだ使えそうなものを選び、教会を通じて寄付します。
 来週の木曜日は、いよいよサンクスギビング。(この祭日については、去年11月のブログでご紹介しました。)今年は義姉一家が旅行に出かけるため、実家での集いは大人ばかりの静かなものになりそうです。暖かい部屋で湯気の立つご馳走をいただけることに、改めて感謝したいと思います。

<今日の天気>
晴れ一時雪 …今日は風がなくても寒いです。
最低気温22F(-5℃)、最高気温28F(-2℃)

2008年11月17日月曜日

ひとりでランチ


 ひとりで食べる昼は、大抵残りものなどで簡単に済ませます。でも、これからの季節は身体の温まるものが欲しくなります。スープを多めに作っておいてグリル・サンドイッチと組み合わせると、満足感あるランチを手早く作ることができます。

レシピ:トマトスープ
材料(5人分):たまねぎ1/2個・セロリ1本・にんじん1/2本・にんにく1片…全て刻んでおく、オリーブオイル少々、水煮トマト(まるごと/約840cc)1缶、トマトペースト大さじ1.5、固形スープの素2個、バジル・オレガノ・タイム等のハーブ少々、塩・こしょう適宜、バルサミコ酢小さじ1.5、生クリーム120cc
作り方:水煮トマトを手でつぶし、汁とともにボールに入れておきます。大きめの鍋を中火にかけ、オリーブオイルで野菜を炒めます。ここにトマトペーストと水煮トマトを入れて煮込み、固形スープとハーブを加えます。塩・こしょうで味付けし、弱火で30分。火を止め、荒熱が取れたら、3回くらいに分けてミキサーにかけます。これを鍋に戻してバルサミコ酢と生クリームを加え、もうひと煮立ちさせて出来上がり。

 グリル・サンドイッチは、パンの外側にバターを塗って具をはさみ、フライパンで焼くだけ。チーズにツナやハムを組み合わせて、色んなバリエーションを楽しむことができます。行儀の悪いことと知りながらも、ひとりのランチはついテレビを観ながら食べてしまいます。

2008年11月11日火曜日

灯り


 先週は、誕生日と仲直りのディナーで2度食事に出かけました。どちらのレストランも我が家から車で5分くらい。こんな近くに何軒もお洒落なレストランがあるのは、ありがたいことです。
 誕生日はフランス料理の店。日本語教室の生徒、モーリーンの彼氏がここでウエイターを勤めています。エリックは鴨料理、私は海鮮煮込みをいただきました。一方、仲直りは都会的な雰囲気のレストラン・バー。食事は高級料理の後では少し物足りなく感じてしまいましたが、マティーニはとても美味しかったです。2軒とも印象的だったのは、間接照明とろうそくの柔らかい灯りでした。

<物価ご参考>
 鴨料理 $24.00
 海鮮煮込み $33.00
 マティーニ $6.00

2008年11月7日金曜日

Say Yes


 エリックと喧嘩をしました。「腹が立った」とだけでは表現しきれない、ちょっと大きなものでした。お互いに納得できない状態が断続的に3日続き、残念ながら今年の誕生日は良い思い出になりませんでした。冷静に考えてみると、きっかけは本当に些細なこと。でも、そこで原因を作った方が素直に謝らないと長引きます。過去の失敗を持ち出したりしないで、直接の問題をまずは片付ければいいのです。
 ただ、今回の話し合いの中で、これまで知っていたつもりの「相手がどんなことに不満を感じるのか」が、より明確に見えてきました。エリックが私に不満を感じるのは、どんな提案に対してもすぐに Yesと言わないこと。私としては、前後の状況を踏まえて慎重に返事をしたいだけなのに、エリックにしてみれば、いつも拒否されている感覚を拭えなかったようです。これからは少し意識して、Yesと言ってみようと思います。
 喧嘩中にも関わらず、火曜日には予定通り投票所に連れていってもらいました。実際に投票する仕切りの中までは入れませんでしたが、壁に貼り出してある説明を見て、どんな投票方法か分かりました。当選結果は予想通り。この歴史的な大統領選を目の当たりにできたことは、良い経験になりました。

2008年11月3日月曜日

決戦の日


 いよいよ明日が大統領選の本選挙です。夏に民主党内でヒラリーさんが大統領候補指名争いを撤退してからは、共和党副大統領候補のペイリンさんがメディアを賑わせていました。活発な選挙活動が続けられてきましたが、さて、アメリカ国民の判断はいかがでしょうか。エリックも数週間前に受け取った投票案内を見えるところに置いて、準備万端の様子です。投票所は近所の教会、投票は器械のレバーを押す方法だそうです。(説明してもらってもどんな感じか分からないので、投票所に連れていってもらうことにしました。実際どこまで見せてもらえるかは分かりませんが…。)
 日曜日には Daylight Saving(夏時間)が終わり、時計の針を1時間戻しました。博物館に午後出勤する日は、帰り道が暗くなってしまいます。夏の活気と冬の賑わいの合間の季節。選挙がなければ静かなはずの秋の日に誕生日を迎えます。平日はエリックも忙しいので、週末を待って食事に出かける予定です。