2008年1月21日月曜日

二足のわらじ


 先週からエリックの通学が再開し、忙しくなってきました。クリスマス前からひと月もあった冬休みにはリラックスしていたので、また大学中心の生活に慣れるまで、時間配分や食事面など、私もサポートしていかなくてはなりません。学生と講師、二足のわらじを履く生活は、ストレスも2倍です。
 冬休み中は、年末年始のイベント以外には比較的ゆっくり過ごしていたのですが、その合間にエリックは市内及び近郊の公立学校で臨時講師を務めていました。こんなシステムは日本にはないと思うのですが、登録している学区からの電話連絡で、いつ呼び出されるか分からないのです。良いときは前日の夕方~就寝前に連絡があり、前もって準備できるのですが、当日の朝6時前に電話があり、慌しく出かけることがあります。1日70ドル程度の手当ては決して高い報酬とはいえないでしょう。ちなみに、臨時講師に限らず、大抵の職種では通勤の交通費は支給されないようです。
 今となっては笑い話なのですが、ある朝の呼び出しで、遠くの小学校で音楽を教えることになってしまいました。エリックは中学・高校の社会科およびビジネス科を教える内容で登録しているのですが、人手の足りないときには、学校側も誰にでも連絡してくるのです。早朝からインターネットで学校の場所を確認、私はパジャマのまま弁当を用意し、バタバタと出かけていきました。ちびっ子たちと慣れない科目に奮闘したらしく、その日帰宅したエリックはよれよれに疲れていました。