2009年7月13日月曜日

癒し


 博物館で気難しい来館者が続き、疲れてしまいました。景気が悪いからでしょうか。なんだかんだと言って入館料を払いたがらない人が増えています。家に帰ってから、玄関先の雑草をむしりました。目立つものだけ除くつもりが、土と緑のにおいに思いがけず癒されて、そのまま30分ほど外で過ごしました。
 別の日も、なんだか色んなことが上手くいかなくて、散歩中もしかめ面で歩いていたと思います。途中、知らない人に連れられたテリア犬が駆け寄ってきて、差し出した手をペロペロとなめてくれました。顔の筋肉がほころんでいくのが分かりました。そして、なぜか涙が出そうになりました。
 私のささくれた心に気付きもせずに、一瞬にして癒してくれたものたち。人と話したり甘いものを食べたり、心を和ませる方法は色々あるけれど、自然や動物とのふれあいも良いものだなと、改めて思いました。