2007年11月17日土曜日

精一杯


 最近の私を一番忙しくしているものは、9月から始まった翻訳の通信講座です。英語はずっと好きだったし、アメリカ生活も今3年目で、英語はそれなりにできるつもりでいたのですが、「仕事にする=プロになる」ということは、半端なことではありません。精一杯やって提出した課題が、添削されて戻ってくるたびに落ち込んでいます。特に、英→日の翻訳の場合は、日本語のプロでもなくてはならないのです。自分が訳したものを読み、そこから必死で情報を得ようとする人がいるとしたら、これはとても責任の重い仕事です。
 講座の課題は色々ですが、自主勉強のひとつとして、日常的にラジオを聴くようになりました。私が選んだ番組は、政治・経済からトレンド情報までバラエティ豊かな話題を提供していて、勉強のつもりで書き取りながら聴いていても、内容に入り込んで、つい手を止めてしまうことがあります。でも、翻訳をする時に、文化背景を知っていることも役に立つはず。また、今までは苦手意識のあった活字の英語も、少しずつ読むようになりました。このようにして自分の知識が広がっていく感覚は、ワクワクするものです。
 夕食の後は、エリックはリビングで、私はキッチンで、それぞれパソコンを広げて勉強を始めるので、最近の我が家はほとんどテレビをつけることもなく、静かです。道は険しく、仕事として翻訳に携われる日は、もう少し先のことになるかもしれませんが、いつか自分の好きな料理やインテリアの翻訳をできるようになりたいと思います。昨日から雪がちらつき外は寒いので、週末でも外出はせず、温かいコーヒーを飲みながら、今日も2人がんばっています。

写真は、アパートのすぐ近所にあるBuffalo Psychiatric Center (バッファロー精神病院)のRichardson Towersです。暗闇で見ると、ちょっと怖い雰囲気があります。